セラーセントラルとは、Amazonに出品する事業者が、商品の登録・在庫・注文・広告・売上などを管理するための専用サイトです。Amazonで商品を販売するための管理画面で、商品を登録するところから、売れた後の注文対応や売上確認まで、日々の業務に利用します。
2026年には画面構成が大きく刷新され、商品・注文・在庫・マーケティング・財務などを業務別のワークスペースから管理する仕組みになりました。ここでは、新しい画面の考え方を中心に、できることと最初に確認したい項目を整理します。

元Amazon社員
鬼島 智 Satoshi Kijima
2017年にアマゾンジャパンへ入社。販売事業者の支援を経験し、2020年に有料コンサルティングサービスの立ち上げに参画。
プロフィールと記事を見るセラーセントラルとは?Amazon出品者のための管理画面。
普段、買い物に使うAmazon.co.jpは、商品を探して購入するためのサイトです。一方のセラーセントラルは、商品を販売する事業者が利用する管理サイトです。
出品用アカウントを登録すると、セラーセントラルにログインできるようになります。商品情報の登録や価格変更、注文の確認、購入者への対応などを行います。
| サービス | 主な利用目的 |
|---|---|
| Amazon.co.jp | 購入者が商品を検索・購入する |
| セラーセントラル | 出品者が商品・注文・在庫・売上などを管理する |
| FBA | Amazonが商品の保管・出荷・返品対応などを代行する配送サービス |
セラーセントラルとFBAは別のものです。自社で商品を発送する場合も、FBAを利用する場合も、基本的な出品管理にはセラーセントラルを使います。
登録済みの方は、Amazonセラーセントラルのログインページからアクセスできます。出品用アカウントをまだ持っていない場合は、先に登録が必要です。
2026年の新しいセラーセントラルは、画面構成が変わった。
新しいセラーセントラルでは、従来の個別メニューを中心とした構成から、関連する機能をまとめた「ワークスペース」中心の構成へ移行しています。
たとえば、商品情報を確認するときは「商品」、FBA在庫を確認するときは「サプライチェーン」、売上金の管理は「ファイナンス」というように、行いたい業務から管理画面を探せるようになっています。
| ワークスペース | 主な内容 |
|---|---|
| マイビジネス | 販売状況や業務上の重要指標をまとめて把握する |
| 商品 | 商品登録、出品情報、価格、商品別の状況など |
| サプライチェーン | 在庫、FBA納品、保管状況など |
| 注文 | 受注、発送、返品、配送状況など |
| マーケティング | 広告、クーポン、販促施策、ブランド関連の機能など |
| ファイナンス | 売上・入金・支払い・手数料・財務関連レポートなど |
このほかに、アカウント健全性や各種設定、ヘルプなどへアクセスする機能があります。対応が必要な項目は、アクションセンターなどにも表示されます。
使いたい機能が見つからないときは、この3つから探す。
上部のタブ
「商品」「注文」など、目的に近いワークスペースを開く。
左上のメニュー
ワークスペース内にあるツールや操作項目を探す。
上部の検索バー
「ビジネスレポート」「ユーザー権限」など機能名で検索する。
特に、使いたい機能の名称が分かっている場合は、上部の検索バーが便利です。メニューを順番に探すよりも早く目的の画面を開ける場合があります。
セラーセントラルでできる主な6つのこと。
1.商品を登録・編集する
販売する商品の登録、商品名・説明文・画像などの編集、販売価格の設定ができます。
すでにAmazonに登録されている商品を出品する場合と、新しい商品をカタログに登録する場合では、必要な操作が異なります。また、ASINとSKUは役割が異なるため、商品管理を始める前に区別しておくとよいでしょう。
詳しい手順は、セラーセントラルで商品を登録する方法で紹介しています。
2.在庫を確認・管理する
商品の在庫数、出品状態、在庫不足や販売不可になっている商品などを確認します。FBAを利用している場合は、Amazon倉庫へ納品した在庫の状況も管理します。
在庫があるつもりでも、販売可能な数量が不足していたり、商品が出品停止になっていたりする場合があります。商品ごとの状態を確認することが大切です。
3.注文を確認し、発送や返品に対応する
購入者から入った注文の内容、注文状況、発送状況、返品に関する情報を確認できます。
自社配送では、出品者が発送手続きを行う必要があります。一方、FBAの場合はAmazonが対象商品の保管・梱包・発送などを担当します。ただし、FBAを利用していても、出品者側で確認・対応すべき通知や業務がなくなるわけではありません。
4.広告や販促施策を管理する
利用資格を満たす出品者は、スポンサープロダクト広告などを設定し、広告費や広告経由の売上を確認できます。クーポンやセールなど、販促施策に関する機能も利用できます。
広告の数字を確認して見直す方法は、Amazon広告を改善する方法で紹介しています。
5.売上や入金状況を確認する
セラーセントラルでは、売上データ、商品へのアクセス、注文、売上金の入金や手数料などを確認できます。
ただし、「販売実績を分析するためのレポート」と「実際の入金・手数料を確認するための明細」は役割が異なります。売上額がそのまま振込額になるわけではありません。
広告の成果を見る場合も、商品全体の売上と広告経由の売上を区別して確認しましょう。
6.アカウントの健全性と購入者からの連絡を確認する
セラーセントラルでは、出品ポリシーの遵守状況、購入者からの問い合わせ、Amazonから届く重要な通知なども確認します。
アカウント健全性に問題がある場合、出品の制限などにつながる可能性があるため、売上だけでなく通知も定期的に確認してください。
初めてログインしたら、最初に確認したい5つのこと。
出品用アカウントの登録が完了したら、商品を販売する前に次の項目を確認しましょう。
-
アカウントとマーケットプレイスを確認する
セラーセントラルにログインし、対象の出品アカウントと販売する国・地域が正しいか確認します。複数のマーケットプレイスを利用する場合は、確認しているアカウントや表示内容を取り違えないようにします。
-
2段階認証などのセキュリティを確認する
不正アクセスを防ぐため、2段階認証とログイン情報の管理状況を確認します。担当者が複数いる場合も、共通のパスワードを使い回さない運用を基本にしてください。
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出品用アカウント情報と必要な手続きを確認する
登録した事業者情報、入金先口座、出品プランなどを確認します。ホーム画面などに「追加情報の入力が必要」と表示された場合は、内容を確認して必要な手続きを進めてください。
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商品を登録し、出品状況を確認する
販売したい商品の登録を進めます。商品情報や販売価格だけでなく、在庫数、出荷方法、販売可能な状態になっているかも確認しましょう。必要な出品許可がある商品では、承認手続きが必要な場合があります。
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通知と担当者の権限を確認する
アカウント健全性や対応が必要な通知を確認します。社員や外部の支援先と運用する場合は、必要な範囲に限定したユーザー権限を設定してください。
日々の運用では、何を確認すればいい?
セラーセントラルを使い始めたら、すべてのメニューを毎日見る必要はありません。まずは対応が必要なものを優先して確認します。
| 確認する頻度の目安 | 確認したい項目 |
|---|---|
| 日々 | 新しい注文、発送が必要な注文、購入者からの連絡、重要な通知 |
| 日々 | 販売可能な在庫数、在庫切れや出品停止の商品 |
| 定期的に | アカウント健全性、返品・キャンセル、商品ごとの問題 |
| 週単位など | 売上・注文数・アクセス数・広告費と広告経由の売上 |
| 入金サイクルに応じて | 支払い明細、Amazon手数料、入金状況 |
上記は確認の目安です。注文数が多い場合や、自社配送で発送期限がある場合は、状況に合わせて確認回数を増やしてください。
セラーセントラルで混同しやすい3つのポイント。
「商品が登録されている」と「販売できる」は同じではない
商品情報を登録できていても、在庫切れ、出品制限、販売不可、アカウントの問題などによって商品が購入できない場合があります。商品情報だけでなく、出品状態も確認しましょう。
ASINとSKUは違う番号
ASINはAmazonの商品カタログで商品を識別する番号、SKUは出品者が出品情報を管理するための番号です。FBAを利用する場合には、FNSKUという番号も登場します。
それぞれの役割は、ASIN・SKU・FNSKUの違いで詳しく紹介しています。
売上が伸びても、そのまま利益が増えるとは限らない
Amazonでは、商品原価や販売手数料、配送費、広告費などを差し引いて収益を確認する必要があります。広告の成果を判断するときは、ACOSやROASなどの指標も使います。
詳しくは、ACOSとROASの違いを確認してください。
操作に困ったときの調べ方。
探している機能が見つからない場合や、操作方法が分からない場合は、次の順番で確認してみてください。
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検索バーで機能名を調べる
「注文管理」「在庫管理」「ビジネスレポート」など、目的の機能名を検索します。新しい画面では、以前と配置が変わっている場合があります。
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ヘルプやAmazon出品大学を確認する
セラーセントラルのヘルプでは、手続きの条件や操作方法を調べられます。Amazon出品大学では、出品や運用に関する学習コンテンツも利用できます。
-
解決しなければテクニカルサポートへ問い合わせる
ログイン後のヘルプから、問い合わせ内容に合ったサポートへ進みます。問題が発生している画面名、対象のASIN・SKU、エラー内容などを整理しておくと状況を伝えやすくなります。
Amazonの案内を探すときは、過去のブログ記事に掲載された古いメニュー名だけで判断せず、現在の管理画面や公式ヘルプの説明を優先しましょう。
よくある質問。
セラーセントラルには誰でもログインできますか?
Amazonの出品用アカウントを登録した事業者や、必要なアクセス権限を付与された担当者が利用できます。購入用のAmazonアカウントを持っているだけでは、出品者向けの管理画面を利用できるとは限りません。
セラーセントラルの利用料金はいくらですか?
Amazonには大口出品と小口出品のプランがあり、プランによって月額登録料または商品ごとの基本成約料などが異なります。販売手数料やFBA利用時の費用が別途発生する場合もあります。最新の料金はAmazon公式の出品料金ページを確認してください。
FBAを使わなくてもセラーセントラルは必要ですか?
はい。自社配送で販売する場合も、商品・在庫・注文・売上などを管理するためにセラーセントラルを利用します。
セラーセントラルはスマートフォンでも使えますか?
Amazon出品アプリを使うと、スマートフォンで注文、売上、在庫、購入者からの問い合わせなどを確認・管理できます。ただし、すべての設定や機能をアプリだけで操作できるとは限りません。
以前と画面が違うのはなぜですか?
2026年にセラーセントラルの画面構成が刷新され、関連する機能がワークスペースにまとめられました。以前のメニュー名が見当たらない場合は、上部タブや検索バーから目的のツールを探してください。
社員や運用代行会社と同じアカウントを使えますか?
パスワードを共有するのではなく、相手に応じたユーザー権限や外部サービスプロバイダー向けのアクセス方法を利用してください。業務に必要な権限だけを付与し、担当から外れた場合は見直しましょう。
次に読みたい操作・基本知識。
セラーセントラルの全体像を確認したら、目的に合わせて次の記事も参考にしてください。
| 知りたいこと | 関連記事 |
|---|---|
| 商品を販売したい | 商品登録の方法 |
| 商品管理の番号が分からない | ASIN・SKU・FNSKUの違い |
| 広告の成果を改善したい | Amazon広告の改善方法 |
| 広告の指標を理解したい | ACOSとROASの違い |
最後に、セラーセントラルの基本を整理する。
使い始めるときの確認事項
- セラーセントラルは、Amazon出品者の販売管理サイト
- 商品・在庫・注文・広告・売上などを管理できる
- 2026年の新しい画面では、業務別のワークスペースから機能を探す
- ログイン情報や担当者の権限は適切に管理する
- 注文、在庫、重要な通知、アカウント健全性を確認する
- 機能が見つからなければ検索バーや公式ヘルプを使う
最初からすべての機能を覚える必要はありません。商品を登録する、注文を確認する、在庫を管理する、売上を確認するという基本的な業務から使い始めると、日々の運用に必要な機能が少しずつ整理できます。
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IRUNEの運用支援を見る参考:Amazon公式情報
この記事は日本のAmazon出品を対象とし、2026年10月時点の情報をもとにしています。表示されるワークスペースや利用できる機能は、アカウント、出品プラン、管理画面の更新などによって異なる場合があります。
