ASINはAmazonの商品を識別する番号、SKUは出品者が商品・在庫を管理する番号、FNSKUはFBAで扱う在庫を識別する番号です。同じ商品でも、どの番号を使うかは確認したい内容によって変わります。
まずは3つの役割を比較し、そのあとセラーセントラルでの確認方法と、FBA納品時に注意したいバーコードの扱いを見ていきます。

元Amazon社員
鬼島 智 Satoshi Kijima
2017年にアマゾンジャパンへ入社。販売事業者の支援を経験し、2020年に有料コンサルティングサービスの立ち上げに参画。
プロフィールと記事を見るASIN・SKU・FNSKUの違いを一覧で確認する。
| 項目 | ASIN | SKU | FNSKU |
|---|---|---|---|
| 何を識別する? | Amazonの商品カタログ | 出品者自身の出品情報・在庫 | AmazonのFBA在庫管理上の商品 |
| 誰が割り当てる? | Amazon | 出品者が設定・管理 | Amazon |
| 主な使用場面 | 商品検索・商品ページ・出品登録 | 在庫管理・価格管理・出品情報の確認 | FBAの商品ラベル・在庫追跡 |
| 他の出品者と共通? | 同じ商品なら共通 | 出品者ごとに管理 | FBAの在庫管理条件に応じて割り当て |
商品を見つける
Amazon上で、どの商品なのかを確認するときに使います。
自分の出品を管理する
在庫数や価格など、出品者側の管理に使います。
FBAの在庫を管理する
Amazon倉庫で扱う商品ラベルなどに関係します。
たとえば、複数の出品者が同じマグカップを販売しているとき、商品を表すASINは同じでも、各出品者が使用するSKUは異なります。FBAで出荷する場合は、さらにFNSKUや商品ラベルの設定が関わります。
ASINとは?Amazonの商品を識別する番号。
ASINは「Amazon Standard Identification Number」の略称です。Amazonの商品カタログ内で商品を識別するために付与される、通常10文字の英数字からなる番号です。
Amazonでは原則として同じ商品を1つの商品詳細ページで扱います。そのため、別々の出品者が同一の商品を販売していても、同じASINを使用できます。
ASINを確認する場面
- すでにAmazonに登録されている商品を探すとき
- 商品詳細ページの情報を確認するとき
- セラーセントラルで対象の商品を検索するとき
ASINはAmazonの商品詳細ページの「商品の情報」などで確認できます。セラーセントラルの在庫一覧でも、対象商品のASINを確認できます。
SKUとは?自分の出品情報を管理する番号。
SKUは「Stock Keeping Unit」の略称で、在庫管理の単位を表します。セラーセントラルでは「出品者SKU」などと表示され、出品者が商品を管理するために使用します。
同じ商品でも、販売する色・サイズ・セット内容・出荷方法などを区別したい場合は、管理しやすいSKUを設定します。SKUを自分で入力せず、システム側で割り当てられる場合もありますが、継続的に管理する商品は命名ルールを決めておくと便利です。
SKUの付け方の例
| 商品・販売単位 | SKU例 |
|---|---|
| 白いTシャツ・Mサイズ | TS-WHT-M |
| 白いTシャツ・Lサイズ | TS-WHT-L |
| 黒いTシャツ・Mサイズ | TS-BLK-M |
| 白いTシャツ・Mサイズ・2枚セット | TS-WHT-M-SET2 |
上のSKUは説明用の例です。商品を表す英数字を組み合わせ、担当者が見ても種類を判断できるルールにしましょう。Amazon公式の案内では、SKUには半角英数字、ハイフン(-)、アンダーバー(_)を使用できます。
SKUは在庫や出品情報と結びついています。既存の出品に別のSKUを使いたい場合、新しいSKUで出品情報を作成するなどの対応が必要になることがあります。変更前に、在庫や出荷方法への影響を確認してください。
FNSKUとは?FBAで扱う商品を管理する番号。
FNSKUは「Fulfillment Network Stock Keeping Unit」の略称です。FBA(フルフィルメント by Amazon)で、Amazonが出品者の商品を識別・追跡するために割り当てる番号です。
FBAでは、商品をAmazonのフルフィルメントセンターに納品します。その際、対象の商品はメーカーのバーコード(JANなど)またはAmazonの商品ラベルを使って識別されます。Amazonの商品ラベルには、一般にXで始まるFNSKUが使われます。
2026年3月31日からのバーコード要件に注意
Amazonは2026年3月31日から、FBAで使用するバーコードの要件を変更しました。日本向けの公式案内では、同日以降に発送された在庫について、次のように説明されています。
| 出品者・商品の条件 | 商品ラベルの扱い |
|---|---|
| Amazon Brand Registry上の対象となるブランド代表者で、メーカーのバーコードがある商品 | メーカーのバーコードを利用でき、商品ラベルが不要となる場合があります。 |
| 再販業者(対象となるブランド代表者ではない出品者) | メーカーのバーコードの有無にかかわらず、Amazonの商品ラベルが必要です。 |
| メーカーのバーコードがない商品 | ブランド所有者・再販業者ともに商品ラベルが必要です。 |
必要なラベルは、出品者の立場や商品、FBAのバーコード設定によって異なります。「FBAならすべての商品に同じラベルが必要」と一律に判断せず、納品プランや対象SKUの表示を確認してください。
セラーセントラルで番号を確認する方法。
商品を登録済みなら、まず在庫一覧を開いて対象商品を検索します。
[全在庫の管理]を開く
セラーセントラルにログインし、[在庫]から[全在庫の管理]を開きます。画面の表示名はアカウントや管理画面の更新によって異なる場合があります。
商品名・ASIN・SKUで対象商品を検索する
検索欄に商品名や既知の番号を入力します。対象の出品情報が表示されたら、商品名と販売するバリエーションが合っているか確認してください。
ASINと出品者SKUを確認する
一覧の対象商品に表示されるASINとSKUを確認します。表示されていない項目がある場合は、一覧の表示列・設定を確認してください。
FBAの商品はFNSKUも確認する
出荷方法がFBAになっている商品は、FBA在庫の管理画面などでFNSKUを確認します。自社配送のみの商品の場合、FBAの商品ラベルを発行する必要はありません。
必要なときだけ商品ラベルを印刷する
商品ラベルが必要なSKUは、対象商品の操作メニューやFBA納品手続きから[商品ラベルを印刷]を選びます。印刷対象、枚数、商品名、コンディションを確認してから使用してください。
商品ラベルを貼付する場合は、読み取れる位置に貼り、別のバーコードを誤って読み取らないようにします。具体的な貼付要件は、納品時点のAmazon公式ヘルプを優先してください。
JANコード・GTINとの違いも確認しておく。
Amazonの商品登録では、ASIN・SKU・FNSKUに加えて「JAN」「EAN」「UPC」「GTIN」という用語も登場します。
| 用語 | 役割 |
|---|---|
| GTIN | 商品を識別するための国際的な製品識別コードの総称 |
| JAN / EAN / UPC | メーカーの商品に付けられる製品コードの種類 |
| ASIN | Amazonの商品カタログで使う識別番号 |
| SKU | 出品者の管理単位を区別する番号 |
| FNSKU | FBAの在庫管理で使う番号 |
新規商品を登録するときは、原則として製品コードが必要です。ただし、条件に応じて製品コード免除の対象になる場合もあります。ASINやFNSKUを、JANコードの代わりに任意で入力できるわけではありません。
よくある質問。
同じ商品に複数のSKUを付けられますか?
出荷方法やコンディションなど、管理する出品情報を分けるために別SKUを使う場合があります。ただし、同じ商品を無計画に重複登録すると管理が複雑になるため、目的を明確にして設定してください。
ASINとSKUは同じ番号ですか?
いいえ。ASINはAmazonが商品を識別する番号、SKUは出品者が出品情報を管理する番号です。同じASINを販売する別の出品者は、異なるSKUで管理できます。
FBAを利用しない場合もFNSKUが必要ですか?
自社配送だけを行う場合、FBA向けの商品ラベルを印刷・貼付する必要はありません。FNSKUは主にFBAでの在庫追跡に関わる番号です。
FBAの商品は必ずFNSKUラベルを貼りますか?
すべて同じではありません。2026年3月31日からのバーコード要件では、再販業者にはAmazonの商品ラベルが必要ですが、条件を満たすブランド代表者はメーカーのバーコードを利用できる場合があります。対象SKUの設定とAmazonの最新ヘルプを確認してください。
SKUはどんな文字列にすればよいですか?
商品種類・色・サイズ・セット数などを一定の順番で組み合わせる方法があります。長く使う管理番号なので、短さだけでなく、担当者が見て区別しやすいルールを優先しましょう。
最後に、3つの番号の使い分け。
迷ったら、使う場面から判断する
- 商品そのものを探す・特定する → ASIN
- 自分の出品情報・在庫を管理する → SKU
- FBAの商品を識別し、必要なラベルを確認する → FNSKU
- メーカーの商品コードを確認する → JAN・EAN・UPCなど
番号の違いがわかったら、次は実際の商品登録に進みましょう。既存商品と新規商品では操作が異なるため、セラーセントラルで商品を登録する方法もあわせて確認してください。
商品登録やFBA運用を相談したいとき。
出品情報の整理やFBA設定、継続的なAmazon運用についてサポートが必要な場合は、運営会社IRUNEの支援サービスもご覧ください。
IRUNEの運用支援を見る参考:Amazon公式情報
本記事は日本のAmazon出品を前提としています。管理画面の名称やFBAの要件は変更される場合があります。実際の納品時は、セラーセントラルに表示される条件と最新の公式案内を確認してください。
